コラム

逆引きマーケ:ちょっと寄り道
「1mmでも前へ」

2026/06/24

またまたバスの中で(笑)、AIと対話していて、思わず胸が熱くなりました。

私は63歳です。
36歳で起業して、現在、27期目と7期目の会社を経営しています。

ありがたいことに、長くお付き合いをいただいているお客様にも恵まれ、社員も10年、15年、20年以上働いてくれているメンバーばかりです。

一方で、最近ずっと気になっていることがあります。
「自分がいなくなった後、この会社はどうなるのだろう」
ということです。

営業はずっと私一人。
大半のお客様との信頼関係や会社の歴史も、ある意味では私自身に紐付いている部分があります。

昨年から社員たちと「未来会議」を始めました。
私がいない会社づくり。
権限委譲、情報共有、会社の未来。
少しずつですが進めています。

でも正直なところ、未来が見えているわけではありません。
社員たちはWebと動画の制作者です。
しかし、営業や経営はまた別の話です。

私自身、
「社員の生活を守りたい」
という気持ちと、
「そろそろ少し身軽になりたい」
という気持ちの間で揺れています。

今まで、なぜやってこなかったのだろうか。
経営者として失格だな。
そんなことを考える日もあります。

そんな時、AIとの対話の中でこんな言葉をもらいました。
「あなたは会社を捨てたいのではなく、全部を背負う状態から降りたいのだと思います」
その言葉は、まさに私の心の声でした。

27年間、自分なりに走ってきました。
立ち止まったり、後ろを振り返ったりすることはできませんでした。
だから少し肩の荷を下ろしたい。
でも社員には幸せでいてほしい。
会社も続いてほしい。
そんな気持ちなのだと思います。

結局のところ、すぐに答えは出ません。
未来会議もまだ始まったばかりです。
後継者問題も、事業承継も、正解があるわけではありません。
だから今日も悩みます。
そして悩みながら、1mmでも前に進む気概を持つ。
そのくらいしかできません。

会社経営に成功の教科書はありません。
1mmの気持ちを積み重ねるしかないのだと思います。

皆さんは今、どんな「1mm」を積み重ねていますか。
もしこの文章に少しでも共感してくださった方がいたら、その気持ちを大切にしてください。
そして今日も、1mm前へ。

◆筆者:辻 正雄

デジタジオ株式会社(ビジコン運営)代表
株式会社アーティストユニオン代表
経営者に寄り添うマーケター:マサオフィス