コラム

逆引きマーケ Vol.9:
計画より、学習する会社が強い。

2026/08/04

かれこれ27年前、会社を創業した頃、私は計画を立てることが好きでした。

もっと正確に言えば、「計画」というより、「夢」や「願望」に近かったのかもしれません(笑)。

事業計画。営業計画。目標。

もちろん、それらは今でも必要です。

しかし昨今、私は時々違和感を覚えます。
計画通りに進む仕事や事業など、ほとんどないからです(笑)。

AIも変わります。

Googleも変わります。

SNSも変わります。

お客様の方針も変わります。

一年後どころか、三か月後さえ読めません。

まさにVUCAの時代です。

最近、リーンスタートアップという本を読み返しています。
そこでは、「計画すること」よりも、「学習すること」が重視されています。

Build(つくる) → Measure(測る) → Learn(学ぶ)

まず小さくつくる。

お客様の反応を測る。

そして学び、次につなげる。

この考え方です。

振り返ってみると、私はこの理論を知らないまま、27年間ずっと、

「小さく試す」

ことを繰り返してきました。

新しいサービス。

新しい営業方法。

新しい商品。

採用・雇用……。

うまくいくものもあれば、うまくいかないものもある。
正直に言えば、ほとんど失敗でした(笑)。

でも、それを繰り返してきたからこそ、今の会社があるのだと思います。

今、会社を経営できているということは、成功したからではなく、

学び続け、失敗し続け、それでも前に進み続けた結果、生き残ることができた。

そんな気がしています。

もちろん、失敗すればお金はなくなります(笑)。
ですから、失敗は少ない方がいいに決まっています。

それでも、失敗そのものより怖いのは、何も学ばないことです。

これからの経営者に本当に必要なのは、「正しい計画」を立てる力ではなく、

「早く学ぶ力」と、「失敗から学び続ける力」

なのかもしれません。

◆筆者:辻 正雄

デジタジオ株式会社(ビジコン運営)代表
株式会社アーティストユニオン代表
経営者に寄り添うマーケター:マサオフィス